中国江蘇省出身。5 歳より二胡奏者である父の指導を受け、8 歳から北京中央音楽学院教授で有名な二胡演奏家の劉長福に師事。14 歳で初のソロコンサート、江蘇省学生コンクール第一位。上海師範大学音楽学院に進学し、作曲家・演奏家郭燮敏に師事。在学中から、個人コンサートを行いながら、中国国内でコンクールに参加し、数多くの受賞歴があり、また上海師範大学民族楽団に在籍し、二胡の首席を務め、日本、韓国、台湾、フランス、アメリカの各都市での巡回演奏会に出演する。

来日後、東京芸術大学大学院に入学。大学院を修了後、日本で音楽活動を開始する。鎌倉の東慶寺でソロ・コンサートを行う。別府の西教寺、西光寺、西本願寺別府別院で開催する「お寺のコンサート」が毎年恒例のイベントになっている。韓国では、ソウル九老文化財団＆韓国文化観光部主催「Bridge in　Asia」に出演。台湾では、宜蘭市が主催の「宜蘭国際音楽節（音楽祭）」に出演。

2019 年には、童謡詩人・金子みすゞの生涯を描いた音楽劇「金子みすゞ最期の写真館」に女優・歌手の小野山千鶴氏、ピアニスト・作曲家の磯村由紀子氏と共演。また、2017 年から、毎年東京で、「周昂が奏でる二胡の世界」などのリサイタルやライブを行う。

その他の CD アルバムとしては、2017 年「二胡が奏でる麗しの韓流ドラマメロディ」（ポニーキャニオン）、2019 年「My favorite melodies 虹の旋律」、2020 年「美ら二胡ヒーリング～二胡と三線～」（ポニーキャニオン）、2020 年「緋のワルツ」（広東星外星传播有限公司）、2021 年「異域和鳴」（広東星外星传播有限公司）をリリース、好評販売中。

現在は、東京を拠点とし、「周昂二胡スタジオ」を主宰、二胡のソリストとして、様々な楽器との合奏によるコンサート、レコーディング、個人レッスンなど、幅広く活動している。